年末調整 (給与書類)


 給与処理で毎月徴収し、納付してきた源泉徴収税額は、あくまでも概算に過ぎません。例えば大方の人が該当する保険料控除などは源泉徴収する金額に含まれていないのです。 従って、どこかで再計算して、不足があれば更に徴収するし、納め過ぎがあれば還付するといったプロセスが必要になってきます。
  本来であれば2月~3月の確定申告時期に各人が計算し、申告をすることになります。しかし、源泉徴収制度のもとでは、会社がこれを代行することになっています。これが年末調整です。その中味といえば、所得税の確定申告の計算ということになります。(ただし、例えば医療費控除などのように、会社で負担することが難しい一部の処理については、年末調整をした上でさらに各個人が所得税の確定申告をすることになります。
 従業員(社長も含めてです)個人個人の計算を行い、追徴、還付の処理が終わったら、給与所得の源泉徴収票を各人に交付します。その後、源泉徴収票の写しを市町村の税務課に提出します。また、一定の要件に合致する源泉徴収票と対象者全員の金額を集計した合計表を1月末までに、税務署に提出します。これで年末調整処理が終わります。

年調の締めは合計表

合計表

             
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源泉徴収票を交付