仕訳日記帳(または仕訳帳)は、期中のすべての取引を勘定科目毎に分解して記帳する仕訳の作業を、その発生順に記録した帳簿を言います。取引を最初に記入する帳簿であることから、原始記入簿とも言われ、もっとも重要な帳簿(主要簿)のひとつとなります。また、発生順に記録していくので、会社の歴史的な記録としての機能を果たすことにもなります。仕訳を追っていけば、複雑な取引も時系列と勘定科目に分解されていくので、その経緯をたどることができます。
従来は、会計伝票とこれを綴ったものを仕訳日記帳としているケースもありましたが、決済の担保用としての機能を除いてこのやり方は斜陽化しています。コンピューターに直接入力する方がより効率的だからです。
仕訳日記帳は、分量も多く、諸官庁に提出する書類にはなっていませんが、会社に備え付けることが義務となっています。もちろん、義務からではなく、取引のレビュー用に不可欠な書類ですから、いつでも見ることができるようにしておくべきでしょう。
もどる
Our Solution
電子帳簿保存法に基ずく申請をして、帳簿の電子化を図っていきます。一年分をCD一枚に収めます。紙の帳簿は思ったより場所をとります。コストもかかるので、効果はとても大きいですよ。