税務・会計は複雑な世界です。大事なお金を守る節税にせよ、経営に役立つ会計の確立にせよ絶対の方程式というものはありません。ケースバイケースだからです。成果に至る道筋は数限りなく存在するし、中にはまやかしの路地すらあります。だからこそ、専門家の存在があるのだと考えています。
　方程式を知っているから専門家なのではありません。どの方法が最適かを提示できる、いろいろな引き出しから引っ張りだして並べて見せることができる、それが専門家だと考えています。

 　専門家にとって、「まかせなさい」と自らのやり方で仕事に取り組み、処理を進めていくことは、実は容易なことです。しかし、その結果を信頼して唯々諾々と従う気になれるでしょうか。まかせはしたけれど本当に大丈夫だろうか。うちにもやり方があるんだけれど、となりはしませんか。世の中の仕組みが必要としているのだから頼むしかないのだけれど、今の形で本当に良いのだろうかと悩んでしまう、これでは 安心を手に入れることはできません。それが専門家のひとりとしての私の考えです。

　次に仕事の中身について考えます。私は、お客様の納得の上にその必要とする分＋アルファを提供するのがサービス業の基本だと考えています。会計事務所もサービス業です。これまでの慣行はいざ知らず例外ではありえない、基本は守られてしかるべきだと思います。今や品質が良く丁寧な仕事は当たり前のことです。それにどのような付加価値を乗せられるかが重要です。私はそれを「分かり易さ」と考えました。

　必要なミッションは何か、そのためにどういった作業をしなければならないか、料金はどれほどかかるのか等々、専門家と仕事を進めていくうえでは、分かりにくいことがいっぱいあります。初めてであればなおさらのこと不安も生じるというものです。ここを曖昧にしたままでは、後悔することになるかもしれません。曖昧というのは、ある意味では居心地の良い環境です。決断をしない代わりに敵を作ることもないからです。しかし、その代償は機会損失です。もちろん気が付かない損失なのですが、環境の変化という形でいやおうなく具体化する損失です。
　旧弊な人間関係のしがらみの中で、じたばたと活動してきた結果、そう思うようになりました。だったら、これを解消するようなビジネスのスタイルはきっと役に立つに違いない。これが、私の事務所の理念の原点です。

　そういった前提の上で、私どもの提供する「あなたにあった分かり易い対応」の内容を聞いてみて下さい。その上で判断されれば十分です。良い税理士を探す、会社のためになる会計事務所を探す、何にしてもやってみることが必要です。納得いかなかったら？やめて他に当たればいいのです。